クレーン付きトラックの故障の原因とは?

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クレーン付きトラックの故障の原因とは?

コラム

2022/07/05 クレーン付きトラックの故障の原因とは?

クレーンが付いたトラックは、建設現場などでよく見かけますよね。
「クレーン付きトラック」と言いますが、故障する原因には何があるのでしょうか。
今回は、クレーン付きトラックの故障の原因について解説します。

クレーン付きトラックの故障の原因

ブームの動作不良

クレーンの「ブーム」とは、いわゆる腕に該当する部品です。
荷物をつり上げる際に、起伏や伸縮、旋回といった動作を行います。

こうしたブームの動作不良の原因に、操作レバーの故障が考えられます。
さらに、トラック自体の機能である「PTOコントロールボックス」が関係している可能性も大です。
PTOは「パワーテイクオフ」の頭文字を取ったもので、エンジンの回転を油圧に変えて力を生み出します。
このPTOコントロールボックスの配線が抜けることが、ブームの動作不良の原因です。

エンジンの停止とともにブームが下がる

エンジンがかかっている時はクレーンが正常に作動しているにも関わらず、エンジンを切ると勝手にブームが下がることがあります。
この故障の原因は、デリックシリンダのカウンタバランス弁の摩耗です。
カウンタバランス弁は使用頻度によって徐々に摩耗していきますので、適切なメンテナンスが必要です。

アウトリガーの動作不良

アウトリガーは、クレーン作業中の車両を地盤にしっかり固定する役目を持っています。
その動力は、先程ご紹介したPTOです。
したがって、アウトリガーの動作不良の原因はPTOがしっかりと起動していないと考えられます。
油圧系統の故障の可能性があるため、整備工場で入念な修理を行うのが良いでしょう。

まとめ

クレーン付きトラックの故障の原因について、3つの要素を見てきました。
いずれの場合も、故障かどうかの判断にはクレーンに関する専門知識が必要です。
弊社は関西を拠点に、全国各地で建築に関するさまざまな業務を手掛けております。
どうぞお気軽にご相談ください。

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