コア抜き工事の内容とは?

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コア抜き工事の内容とは?

コラム

2022/07/13 コア抜き工事の内容とは?

建築現場では、しばしば「コア抜き工事」と呼ばれる工事が行われます。
コア抜き工事とは、どのような内容なのでしょうか。
今回は、コア抜き工事の内容についてまとめました。

コア抜き工事の内容

コア抜き工事とは、建物の基礎となるコンクリート部分に穴を開ける作業のことを言います。
穴を開ける目的は、建物を建てる際に必要な配管や配線を通すためです。
時には耐震精度を確かめるため、テストの目的で行うこともあります。
コア抜き工事は2種類に分類され、状況に応じてどちらかが選択されます。

湿式穿孔

先端に「ダイヤモンドビット」と呼ばれるダイヤモンド粒がついた機械を使って、穴を開けるコア抜き工事です。
差し込みが軽いため、精度の高い穴が開けられます。
湿式と呼ばれることからもわかるように、水を用いて行うことによってコンクリートの粉を抑えられるのがメリットです。

また水の使用で熱が抑えられるおかげで、長時間にわたって作業ができます。
デメリットは機械が大きいことと、高価なことです。
よって、工事そのものに高額の費用がかかります。

乾式穿孔

手動の電動ドリルの先にキリを取り付け、穴を開ける方法です。
水を使用しないため、作業中に水が漏れ出る心配がありません。
特に上階で作業をする際は、階下へ水が流れるのを防げます。
道具は手動の電動ドリルとキリだけですので、道具代が安くつくのもメリットです。

デメリットとしては、水を使用しないことによってコンクリートの粉が舞い散ることが挙げられます。
そのため、粉じんを防ぐ専用のマスクやゴーグルが欠かせません。
さらに、穴を開ける際にドリルから発生する熱で機械が熱くなってしまうため、長時間の作業は困難です。
コンクリートに打ち込んで穴を空けることから、場合によってはコンクリートが崩れる危険性もあります。
したがって、作業の前には壁からキリの先端までの距離を把握しておくことが重要です。

まとめ

コア抜き工事の主な内容は、壁に穴を開けることです。
その方法には2種類あり、現場の状況を見てどちらが適しているかを考える必要があります。
弊社は関西を拠点に、全国各地で建築および機器メンテナンスを手掛けております。
どうぞお気軽にご相談ください。

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